JJ チャレッソ~2



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JJ チャレッソ~2

続いて コチラ の記事。

 『観想』イ・ジョンジェ 上映1時間後に初登場
   不公平だが主演のようだ

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イ・ジョンジェの『観想』は生涯最高の演技だ。
首陽大君役のイ・ジョンジェは映画開始1時間後に
初めてスクリーンに姿を現すが、
不公平なことに 彼が主役かと思うほど存在感が圧倒的である。

9月2日、マスコミ試写会を通じてベールを脱いだ『観想』は
ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ぺク・ユンシク、チョ・ジョンソク、
イ・ジョンソク、キム・ヘスなどの確かな演技力に目を奪われる。
この映画の力は、断然 演技のうまい俳優たちだ。
首陽大君役イ・ジョンジェが登場する前まで、
天才観相家、ネリョン役ソン・ガンホと
彼の義弟ペンホン役チョ・ジョンソクが愉快な笑いを届けている。
コミカルながらも真剣だ。

≪ 中略 ≫  

登場人物が多く、やや複雑に見えるかもしれないが、
キャラクター達は、1つ1つ生きている。
『観想』で最も目立つ人物は主人公のソン・ガンホと、
最も出番の多いチョ・ジョンソクではなく、
実は首陽大君役を演じたイ・ジョンジェだ。
イ・ジョンジェは『観想』で悪役を初めて演じるわけではないが、
悪役を初めて引き受けたような衝撃的な影響が伝わる。

イ・ジョンジェは『泥棒たち』と『下女』で悪役を務めたが、
本物の悪役ではなかった。
人を殺すほど残忍な悪役ではなかったのだ。
しかし、自分の権力を得るため、
殺生まで躊躇しない首陽大君は真の悪役である。

特にイ・ジョンジェは、演技からメイク、衣装まで、
すべてが完璧に近い。
観賞には“カリスマ人物”が2人登場する。
首陽大君役のイ・ジョンジェと キム・ジョンソ役のぺク・ユンシクだ。
主役の天才観相家 ネミョン役のソン・ガンホは、
カリスマ性よりユーモラスに近い人物だ。
ネミョンと彼の義弟ペンホン(チョ・ジョンソク)が
話しを引っ張っていくのは事実だが、
権力の前に無力な民衆であるだけだ。
特にネミョンは、幼い甥の端宗を王から退くようにし、
自分が王になろうと陰謀を図る首陽大君や、
端宗に対するフォローや操縦を通じて
権勢を享受するキム・ジョンソに比べ
カリスマ性は落ちる人物だ。

キム・ジョンソも文宗の遺言通り、幼い端宗を助け、
癸酉靖難当時、首陽大君に殺害され、
『観想』でも首陽大君に比べ カリスマ性が弱く見える。
王になろうとする野心家 首陽大君は短命だった文宗の弟で、
幼い甥の端宗をなくし、権力を奪い、朝鮮の新しい王となる。
力と能力を備えているにもかかわらず、
王に冊封されなかったことに対する自責の念を抱いて
生きた人物だ。
王位に就くため、常に機会を伺っていた首陽大君は
自分の人相を見て、顔にある“陰謀相”と
野心を見通すネミョン(ソン・ガンホ)を知り、
彼を利用してキム・ジョンソを討つ。

イ・ジョンジェのカリスマ演技は感嘆の声があがるほど圧巻だ。
ハン・ジェリム監督の「首陽大君の役を考え、
年も実存人物の37歳と似ていて、野望を持ってはいるが、
その野望が下品でない俳優を探していた。
生まれながら品があり、首陽大君のように
生まれた時から気品ある俳優が誰なのかと思った時、
『下女』のイ・ジョンジェが浮上した」という言葉のように、
イ・ジョンジェが演じた首陽大君は悪辣に気品がある。
キャスティングに成功したわけだ。

卑俗でなく、カリスマが魅力的な悪役の演技は容易ではない。
最近、イ・ジョンジェと親しいチョン・ウソンが
役者人生で初めて気品ある敵役を演じて好評を得たように、
イ・ジョンジェも悪役で初めて20年の役者人生に花を咲かせた。

すらりとした身長に都会的な洗練美を備えた外見で
女心を逸らせたイ・ジョンジェは、
今まで少しずつ展開してきた悪役の演技を
観賞で確実に決めた。
悪役のカリスマがせきを切ったように爆発した。
『下女』での淫蕩、欲望に満ちた上流階級の主人から、
『泥棒たち』で劣等感から卑劣になる泥棒ポパイ、
『新世界』の組織に潜入した警官まで、
最近 彼が披露して好評を得た演技をも超える『観想』では
演技人生の頂点に達しそうな熱演を披露した。

イ・ジョンジェは今まで知られていた悪質なだけの首陽大君から脱し、
(甥の端宗を島流しにし、自分が王の座を獲得した)
彼を再解釈した。
首陽大君を創意的に再解釈し、
歴代最も魅力的である首陽大君が誕生した。

1990年代末に放送されたドラマ「王と妃」、
最近のドラマ「王女の男」まで、
朝鮮7代王世祖、つまり首陽大君キャラクターは
多くの時代劇を通じて着実に扱われた。
特にイム・ドンジン、キム・ヨンチョルなど、
主にベテラン俳優たちが首陽大君役を引き受け
重い存在感を示した。
イ・ジョンジェは私達が記憶していたカリスマ性ある
中年の首陽大君イメージを180度に変えた。

劇中の首陽大君は権力奪取で、
朝鮮の新しい王を夢見る野望に満ちた人物だ。
今回の作品で、イ・ジョンジェが権力への欲望を隠せず、
若くてカリスマあふれる首陽大君を表現するため、
表情から発声、動作一つ一つにまで神経を使ったことが
はっきり分かる。
イ・ジョンジェはまた、普段は首陽大君が狩りを楽しむという
歴史的な記録に着眼し、顔に傷跡を表現するなど、
首陽大君を年輪と創意で再誕生させた。

日々演技力が増すイ・ジョンジェ。
映画『新世界』を起点に『観想』まで、
スクリーンで水を得た魚になって飛び跳ねている。

ランニングタイム139分。11日公開される。





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