6人の人相 その2



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6人の人相 その2

 3人目はコチラ ヘス姐さん。

ヨンホン役のキム・ヘス
ヨンホンはどんな人物なのか

顔色で観想を見る妓生。
ひきこもっていたネギョンを世に呼び出し、
彼の能力を利用して金儲けしようとする手腕家。

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キム・ヘスだよ!
レストランで彼女に会った。
サングラスをかけ、遠くから入って来るだけで胸がわくわくした。
向き合って座って話をするが、
クールでカリスマあふれる姿がヨンホンと同じだ。
「私に首陽大君をさせて欲しい」と言った(笑)

ヨンホンは元々シナリオになかったキャラクターだ。
ところが、男だけのシナリオを見ると窮屈だった。
男性が支配する世界でも屈しない、そんな女性を描きたかった。
海千山千すべて経験し、度胸があり、ずるい面もある強靭な女。
誰が見ても俳優キム・ヘスの役割だったが、
重要性に比べ出番が少ないため、提案するのが申し訳なかった。
それでも後悔しないためプロポーズをしたが、
意外にこころよく承諾してくれた。
他の理由はなかった。
妓生ヨンホンが面白いというのが選択の理由だった。
キム・ヘスのヨンホンで面白い部分は、
キム・ヘス式スタイルの創造だった。
現代劇で彼女が着る衣装の材質や色をヨンホンの韓服にそのまま応用した。
ヘアスタイルも既存の史劇で見られない現代的なスタイルを加味した。
だから首陽大君と共に、韓国映画で最もスタイリッシュな役である。

一緒に作業して分かった事実は、
彼女はとても冷たく見えるが、実は情が深い。
ミミズゼリーを持って来てみんなに配る。
冷たく勘違いされるが、エキストラをちゃんとまとめている。
撮影以前から今まで、MV、公演、クラシック、
記事の情報を絶えず送ってくれた。
(他の気持ちがあるのではないだろう!)
私の創作意欲を刺激する。
作品と演技に対して一言文句言うより、
遠回しに話をするのが彼女のスタイル。
プロの正確さの裏に彼女の他の一面を見た。


 4人目 コチラのぺク・ユンシク氏

キム・ジョンソ役のぺク・ユンシク
キム・ジョンソはどんな人物なのか

首陽大君のライバル。
幼い王 端宗を守るため、歓相家ネギョンを宮殿に呼び込む。

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あまりにも映画的な俳優。
俳優ペク・ユンシクが持つ映画的な力が良かった。
『金の味』で彼が演じたユン会長だけを見ても、
果たしてあのような演技のできる その年代の俳優がいるだろうか。
キム・ジョンソの役を思いながらペク・ユンシクを思い出したのは
当然のことだった。

キム・ジョンソは首陽大君と互角にぶつかりあいながら、
決して機先を制されず、堂々らしさが必要な役だった。
しかも首陽大君を少し新しいイメージで設定したため、
キム・ジョンソはむしろ上品で安定的なカリスマを
持つことが必要だった。
俳優の持つ既存の強いイメージに
さらに期待しなければならない状況だった。
俳優ペク・ユンシクが持つ演技のトーンこそが、
今のキム・ジョンソに必要な部分だった。

例えば、淡々と話をしながら吠えるように張り上げる
キム・ジョンソの姿がぺク・ユンシクの演技と絶妙に合致した。
彼は軽い台詞も頼もしくしてくれる俳優だ。
彼の呼吸はとても落ち着いたトーンから突然劇的なトーンを引き出し、
そこで瞬間的に人を吸い込む力がある。
驚いたのは、この急激なトーンの変化が全て彼の計算から出た
精巧な作業の結果だという点だ。
私がどんなことを要求しても、望んだことを正確に把握し、
観客を念頭に置いて すぐ前後の脈絡を分析できる。
しかし、休み時間にキム・ジョンソの恐ろしい髭をつけ、
お孫さんとビデオチャットをするような、
慈愛に満ちたお爺さんの姿も私は見た(笑)




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